SONY Cyber-shot DSC-W220とは?1210万画素CCD搭載コンデジの特徴と中古購入時の注意点
SONY Cyber-shot DSC-W220は、ソニーが2009年3月6日に発売したコンパクトデジタルカメラです。
有効1210万画素の1/2.3型Super HAD CCD、カールツァイス「バリオ・テッサー」光学4倍ズーム、光学式手ブレ補正、2.7型液晶モニターなどを薄型ボディへ搭載。
現在では「オールドコンデジ」「CCDコンデジ」としても楽しめる一台です。
2009年当時は、スマートフォンが現在ほどカメラとして成熟していなかった時代。
旅行。
友人との写真。
料理。
家族写真。
日常のスナップ。
こうした場面では専用コンパクトデジタルカメラを持ち歩くことが一般的でした。
DSC-W220は、まさにその時代を代表するCyber-shot Wシリーズの一台です。
現在中古で購入する場合は、単に電源が入ることだけでなく、
- 沈胴レンズ
- 光学ズーム
- オートフォーカス
- CCD
- 液晶モニター
- 光学式手ブレ補正
- フラッシュ
- Memory Stick Duo
- NP-BG1バッテリー
まで細かく確認する必要があります。
この記事ではSONY Cyber-shot DSC-W220の特徴、画質、カールツァイスレンズ、Super HAD CCD、動画性能、記録メディア、バッテリー、そして中古購入時のチェックポイントまで詳しく解説します。
DSC-W220は2009年3月6日発売
SONY Cyber-shot DSC-W220の国内発売日は2009年3月6日です。
希望小売価格はオープン価格。
ボディカラーには、
- シルバー
- ブラック
- ブルー
- ピンク
の4色が用意されました。
フロントキャビネットにはアルミニウムを使用し、ヘアライン加工を施した薄型デザインとなっています。
2000年代後半のCyber-shotらしい、金属感のあるスタイリッシュなコンパクトカメラです。
有効1210万画素Super HAD CCD
DSC-W220の撮像素子は、
1/2.3型Super HAD CCD。
総画素数は約1240万画素。
有効画素数は約1210万画素です。
最大静止画サイズは、
4000×3000ピクセル。
現在のスマートフォンやデジタルカメラでは数千万画素が珍しくありませんが、写真を普通に見る、SNSへ載せる、L判~A4程度へプリントするといった用途なら1210万画素でも十分な解像度があります。
CCDコンデジとして楽しめる
現在DSC-W220を中古で購入する人の中には、
「CCDの古いコンデジを使いたい」
という目的の人もいるでしょう。
DSC-W220はCMOSではなくCCDです。
ただし、
「CCDだから必ずフィルムっぽい」
「CCDなら発色が絶対に優れている」
というものではありません。
画作りには、
CCD。
カラーフィルター。
レンズ。
BIONZ。
ホワイトバランス。
JPEG処理。
露出。
すべてが関係します。
それでも2009年前後のCyber-shot特有のJPEG描写そのものを楽しむという意味では、現在でも面白い存在です。
画像処理エンジンBIONZ
DSC-W220にはソニーの画像処理エンジン、
BIONZ
を搭載しています。
現在のソニー製デジタルカメラにもBIONZの名称は受け継がれていますが、当然ながら2009年世代のBIONZです。
CCDから読み出した画像を処理し、
- 色
- ノイズ
- 階調
- 顔検出
- シーン認識
などを含めたカメラ全体の画像処理を担います。
カールツァイス「バリオ・テッサー」
レンズには、
Carl Zeiss Vario-Tessar
を採用しています。
実焦点距離は、
5.35-21.4mm。
35mm判換算では、
30-120mm相当。
光学4倍ズームです。
開放F値は、
F2.8-5.8。
広角端F2.8。
望遠端F5.8。
となります。
広角端は30mm相当
ここはDSC-W220で非常に重要です。
上位モデルDSC-W270は28mmスタート。
しかし、
DSC-W220は30mmスタート。
です。
中古サイトなどで「28mm広角」と記載されていたらW270と混同している可能性があります。
30mmでも2009年当時の一般的なコンデジとしては十分広角寄りです。
室内。
旅行。
街並み。
複数人物。
風景。
など幅広く使えます。
望遠端は120mm相当
光学4倍ズームなので、望遠側は35mm判換算約120mm。
人物。
看板。
少し離れた被写体。
風景の切り取り。
などに使用できます。
30mmから120mm。
現在でも日常撮影にはかなり使いやすいレンジです。
デジタルズームは別物
光学4倍を超えるズームにはデジタルズームも使用できます。
しかしデジタルズームは画像を電子的に拡大する方式なので、基本的には画質が低下します。
中古テストでは、
光学4倍のW→T動作が正常か
を最優先で確認しましょう。
最短撮影距離は広角約4cm
広角側ではレンズ前約4cmまで寄れます。
望遠側は約50cm。
料理。
花。
小物。
アクセサリー。
カメラ。
などをかなり近距離から撮影できます。
2009年当時の普段使いコンデジとしては便利な性能です。
オートマクロ
DSC-W220にはオートマクロ機能があります。
被写体へ近づけば、カメラ側が近接撮影へ対応。
昔のコンデジでありがちな、
「花マークを押してマクロモードへ変更」
という手間をある程度減らしています。
光学式手ブレ補正を搭載
DSC-W220には光学式手ブレ補正機能があります。
2009年の小型コンパクトカメラとして重要な装備です。
特に、
- 室内
- 夕方
- 望遠端
- ISOを上げたくない場面
では効果を期待できます。
SteadyShotのモードを変更可能
手ブレ補正には、
撮影時に働かせる。
常時働かせる。
OFF。
といった設定があります。
常時補正なら液晶画面で望遠構図を作るときにも像が安定しやすくなりますが、バッテリー消費は増えます。
被写体ブレには効かない
光学式手ブレ補正が補正するのは基本的に、
カメラを持つ手の揺れ。
走る人物。
動物。
乗り物。
など被写体そのものが動けば、シャッター速度が遅いと被写体ブレは発生します。
ここは現在のカメラでも同じです。
ISO100~3200
感度は、
- AUTO
- ISO100
- ISO200
- ISO400
- ISO800
- ISO1600
- ISO3200
です。
CCDが1/2.3型で1210万画素なので、高感度画質は現在の大型センサー機とは比較できません。
画質を重視するなら、
ISO100~400あたりを基本に使う
という考え方が扱いやすいでしょう。
一方、
多少ノイズが出ても2000年代コンデジらしい雰囲気を楽しむ。
という遊び方ならISO800以上も面白いでしょう。
シャッター速度
通常の自動撮影では、
1/4~1/1600秒。
プログラムオートでは、
1~1/1600秒。
まで対応します。
ただしDSC-W220には本格的な、
- M
- S
- A
といった露出モードはありません。
絞り優先やマニュアル露出はない
一眼レフのように、
F2.8を固定。
1/250秒を固定。
という撮影を自由に行うカメラではありません。
基本は、
カメラ任せ。
必要に応じて、
- ISO
- EV補正
- 測光
- ホワイトバランス
- シーンモード
などを変更します。
これこそ2000年代の一般向けコンデジです。
露出補正は±2EV
露出補正は、
±2.0EV。
1/3EVステップ。
逆光で人物が暗い。
雪景色が灰色になる。
黒い被写体が明るく写る。
といった場合に調整できます。
古いコンデジでも、露出補正を覚えると撮影の自由度がかなり上がります。
2.7型液晶モニター
背面モニターは、
2.7型TFT液晶。
約23万ドット。
視野率約100%です。
現在のスマートフォンを見慣れていると、
「うおっ、粗い!」
となるでしょう🤣
しかし2009年の普及型コンデジとしては一般的な仕様です。
ファインダーはない
光学ファインダー。
電子ビューファインダー。
どちらもありません。
撮影は背面液晶のみです。
したがって中古では液晶モニターの状態が非常に重要になります。
顔検出
DSC-W220は人物の顔を認識できます。
ピント。
露出。
フラッシュ。
赤目軽減。
など、人物撮影に適した制御へ利用します。
2000年代後半はコンデジ各社が顔認識技術を激しく競っていた時代。
Cyber-shotもその中心にいました。
スマイルシャッター
被写体の笑顔を検出すると、自動的に撮影する、
スマイルシャッター
も搭載しています。
現在ならスマートフォンのAI機能で当たり前に感じますが、2009年当時は非常に分かりやすい「デジカメらしい機能」でした。
人物。
子ども。
家族写真。
友人との記念写真。
と相性のよい機能です。
おまかせシーン認識
DSC-W220には、撮影状況をカメラが判断する、
おまかせシーン認識
も搭載されています。
暗い。
逆光。
夜景。
人物。
など、条件に応じてカメラ側が撮影設定を調整します。
ただし上位W270とまったく同じ機能ではありません。
W270にはさらに高度なおまかせオートや顔動き検出などが搭載されています。
W220はシリーズ内では比較的エントリー寄りの位置づけです。
シーンセレクション
代表的なシーンモードには、
- 高感度
- ソフトスナップ
- 夜景
- 夜景&人物
- 風景
- 料理
- スノー
- ビーチ
- 打ち上げ花火
- 水中
などがあります。
当時のコンデジらしい豊富なモード構成です。
「料理モード」が2009年らしい
スマートフォンで料理を撮るのが当たり前になった現在では普通ですが、当時からCyber-shotは料理撮影をかなり意識していました。
オートマクロと組み合わせ、料理へ近づいて撮影できます。
動画はハイビジョンではない
ここはW220最大級の注意ポイントです。
上位機種のDSC-W270は1280×720のHD動画対応。
しかし、
DSC-W220はHD動画非対応です。
W220の動画記録はMPEG1。
主な最高モードは、
640×480・約30fps。
いわゆるVGA動画です。
HD「出力」とHD「動画」を混同しない
DSC-W220にはHDテレビへ静止画を高精細表示する機能があります。
そのため中古商品説明などでは、
「HD対応」
と書かれる場合があります。
しかしこれは、
HD静止画出力対応。
であって、
HD動画撮影対応ではありません。
動画目的ならW270との違いを必ず確認しましょう。
内蔵メモリー約15MB
本体には約15MBの内蔵メモリーがあります。
メモリーカードがなくても少量なら撮影できます。
ただし1210万画素JPEGでは、15MBなど一瞬で埋まります🤣
実用にはメモリーカードが必要です。
Memory Stick Duoを使用
記録メディアは、
- Memory Stick Duo
- Memory Stick PRO Duo
- Memory Stick PRO-HG Duo
など。
現在一般的なSDカードではありません。
ここは中古DSC-W220購入で非常に重要です。
SDカードはそのまま入らない
現在カメラを買う感覚で、
「家に余っているSDカードを入れればいいや」
とはいきません。
基本はMemory Stick Duo系です。
カメラ本体だけ安く買っても、
カード。
カードリーダー。
場合によっては変換環境。
を別途用意する必要があります。
内蔵メモリーで動作確認できる
一方、中古店でMemory Stickがない場合でも、
約15MBの内蔵メモリー
があります。
そのため、
撮影。
再生。
保存。
削除。
まで最低限のテストは可能です。
これは中古チェックでは便利です。
USB 2.0対応
専用マルチ端子を通じてUSB接続できます。
Hi-Speed USB 2.0対応です。
ただし現在一般的なUSB-Cではありません。
ケーブル形状がソニー独自のマルチ端子系なので、付属ケーブルが残っていればプラス材料です。
PictBridge対応
PCを使わず、対応プリンターへ直接接続して印刷するPictBridgeにも対応します。
2000年代のデジタルカメラではかなり一般的だった機能です。
現在は使用機会が少ないでしょう。
電池はNP-BG1
付属バッテリーは、
NP-BG1。
リチウムイオン充電池です。
別売りNP-FG1も使用可能でした。
現在中古で重要なのは、
カメラ本体よりバッテリーの方が先に寿命を迎えている可能性が高い
ことです。
2009年製。
すでに15年以上経過しています。
純正バッテリーが当時物なら容量が大きく低下していても不思議ではありません。
公称約370枚
新品当時のNP-BG1使用時には、
約370枚。
約185分。
の撮影が可能とされています。
CIPA基準です。
ただしこれは新品当時の数字。
現在中古で買う個体のバッテリー持続時間とは別物です。
バッテリーチャージャーも確認
純正では専用充電器が付属します。
中古で、
カメラ。
バッテリー。
だけ。
充電器なし。
という個体もあります。
その場合は別途充電環境を用意する必要があります。
電池が入っている=充電できる
ではありません。
約118gの軽量ボディ
本体質量は約118g。
バッテリーとMemory Stick Duo込みの撮影時質量でも約147g。
サイズは、
95.2×56.5×21.8mm。
かなり薄型軽量です。
ポケットや小さなバッグへ入れて持ち歩けます。
現在あえて古いコンデジを持ち歩く場合にも、この軽さは大きなメリットです。
起動時間約1.8秒
新品時公称の起動時間は約1.8秒。
電源ボタンを押す。
沈胴レンズが伸びる。
撮影準備完了。
というタイプです。
中古では、このレンズ展開動作が非常に重要です。
中古購入時に確認したいポイント
DSC-W220はデジタルカメラです。
フィルムカメラのように、
モルト。
シャッター幕。
露出計。
だけを見ればいいわけではありません。
電子回路。
CCD。
液晶。
ズームモーター。
AF。
手ブレ補正。
バッテリー。
記録媒体。
全部確認します。
まず新品または正常なバッテリーで確認する
中古テストでは非常に重要です。
弱ったNP-BG1では、
- 電源が落ちる
- レンズが正常に伸びない
- ズーム途中で停止
- フラッシュ充電不能
など、本体故障と似た症状が出る可能性があります。
可能なら状態の分かっているバッテリーを使用しましょう。
電源ON
電源ボタンを押します。
確認するのは、
- 一回で起動
- 液晶表示
- レンズ展開
- エラーなし
- 異音なし
です。
何度も押さないと起動しない個体は注意です。
沈胴レンズ
DSC-W220中古で最重要級です。
電源ON。
レンズが伸びる。
電源OFF。
完全に収納。
これを10回程度繰り返します。
毎回同じ動きをするか確認します。
引っ掛かる個体
レンズが途中で止まる。
伸び切らない。
収納されない。
斜めになっている。
ギギギという音がする。
場合は要注意です。
沈胴レンズは、
モーター。
ギア。
ガイド。
位置センサー。
など複数部品で構成されています。
「電源を入れ直してください」系エラー
ソニーのコンパクトカメラでは、レンズへ強い力が加わったり、異物などでレンズ機構が正常に動かなかったりした場合に、電源再投入を促すエラーが表示されることがあります。
中古テスト中に一度でもこの症状が出た個体は慎重に判断しましょう。
電源を入れ直せば一時的に復帰しても、レンズ機構が正常とは限りません。
レンズを手で押し込まない
電源OFF時にレンズが戻らない。
そこで、
グイッ。
はやめましょう🤣
ギアやガイドをさらに壊す可能性があります。
レンズバリア
電源OFFでは前玉を保護するレンズバリアが閉じます。
電源ONで完全に開くこと。
左右の羽根が途中で止まらないこと。
を確認します。
半開きだと画像へ影が出る可能性があります。
光学ズーム
広角30mm相当。
望遠120mm相当。
まで何度も動かします。
- 引っ掛かりなし
- 異音なし
- 急停止なし
- 画像が乱れない
ことを確認します。
W→T→Wを繰り返す
一度動いただけでは不十分です。
10回程度繰り返す。
途中位置でも止める。
これでズームギアやモーターの弱りを発見しやすくなります。
前玉
レンズバリアを開いた状態で確認します。
- 傷
- カビ
- 曇り
- 指紋
- コーティング異常
を見ます。
コンデジなのでレンズ分解清掃は一眼レフ交換レンズほど容易ではありません。
強いカビ・曇り個体は避ける方が無難です。
CCDのチェック
白い壁。
青空。
暗い場所。
などを撮ります。
確認するのは、
- 常時白い点
- 常時黒い点
- 紫色の異常線
- 縦線
- 画面全体の色異常
- 一部だけ異常に明るい
症状です。
液晶不良とCCD不良を分ける
背面液晶に点があっても、撮影画像そのものには写らない場合があります。
逆にCCD側の異常なら、PCへ転送した画像にも同じ症状が出ます。
したがって中古では、
撮影したJPEGを別の画面でも確認
すると確実です。
液晶モニター
白。
黒。
赤。
青。
明るい画像。
暗い画像。
を表示します。
確認するのは、
- ドット抜け
- 常時点灯
- 黄変
- ムラ
- 縦線
- 表示ちらつき
- バックライト不良
です。
多少のドット不良なら撮影画像には影響しませんが、状態評価には反映させましょう。
液晶表面
傷。
コーティング剥離。
ひび。
を確認します。
ポケットへ裸で入れて使われたコンデジでは液晶傷が多い個体があります。
オートフォーカス
広角。
望遠。
近距離。
遠距離。
で確認します。
半押し。
合焦。
撮影。
という流れを繰り返します。
近距離約4cm
広角側で小物へ接近。
正常に合焦するか確認します。
最短付近では条件によってピントが迷う場合もありますが、明るくコントラストのある被写体を使えば判断しやすくなります。
無限遠
遠くの建物。
電柱。
山。
などを撮ります。
PC上で等倍近くまで拡大。
中央だけでなく左右も確認します。
片ボケ
落下歴のある沈胴レンズでは、レンズユニットの傾きが画質へ影響する可能性があります。
遠くの平面的な建物などを撮影。
左。
中央。
右。
を比較します。
片側だけ極端にぼける個体は注意です。
光学式手ブレ補正
SteadyShotをON。
望遠端。
少し暗めの場所。
で半押し・撮影します。
異常な振動。
カタカタ音。
画面の不自然なジャンプ。
エラー。
がないか確認します。
フラッシュ
強制発光にします。
数回撮影。
- 毎回発光
- 充電完了
- 明るさが極端に違わない
- 焦げ臭くない
ことを確認します。
連続発光
1枚だけではなく数枚確認します。
バッテリーが弱るとフラッシュ充電が極端に遅くなる場合もあります。
顔検出
人物または人物写真へ向けます。
顔枠が表示されるか確認。
実用上必須ではありませんが、カメラ全体の動作確認になります。
スマイルシャッター
笑顔を検出し自動撮影するか確認します。
現在のスマートフォンほど認識性能を期待する機能ではありませんが、正常個体なら動作します。
モードダイヤル
DSC-W220は背面のモード切り替えを使用します。
全位置を確認します。
- AUTO
- PROGRAM
- EASY
- SCENE
- MOVIE
- その他
切り替え時に表示が正しく変化することを確認します。
接点が摩耗すると、
違うモードへ飛ぶ。
触れるだけで切り替わる。
という症状が出る可能性があります。
十字キー・MENUボタン
すべて押します。
上。
下。
左。
右。
中央。
MENU。
HOME系操作。
再生。
削除。
ズーム。
どれか一個でも死んでいると、設定変更がかなり面倒になります。
シャッターボタン半押し
デジカメでは超重要です。
半押し。
AF。
さらに押し込んで撮影。
この2段階が正常であることを確認します。
半押しが効かず、押した瞬間いきなり撮影される個体は注意です。
Memory Stick Duoスロット
カードを入れます。
認識。
撮影。
保存。
再生。
削除。
フォーマット。
まで確認します。
カードを認識しない
別の正常なMemory Stick Duoでも確認します。
一枚だけならカード側。
複数枚でダメならカメラ側スロットを疑います。
内蔵メモリー
Memory Stickを抜きます。
内蔵約15MBへ撮影。
再生。
削除。
ここも確認します。
カードスロット故障との切り分けに便利です。
USB接続
専用ケーブルがあるならPCへ接続。
Mass Storageとして認識するか確認します。
ただし専用マルチ端子ケーブルを紛失している中古個体も多いため、ケーブル付属はプラス材料です。
NP-BG1バッテリー
満充電。
撮影。
ズーム。
フラッシュ。
再生。
を繰り返します。
数分で残量が急減するならバッテリー劣化を疑います。
膨張
バッテリーを取り出します。
膨らんでいる。
ケースが変形。
抜き差しが異常に固い。
場合は使用を避けましょう。
リチウムイオン電池の膨張は安全上も好ましくありません。
電池端子
本体側も確認します。
- 腐食
- 汚れ
- 曲がり
- 異物
がないか見ます。
フィルムカメラのアルカリ電池液漏れほど頻繁ではありませんが、湿気による腐食個体はあります。
充電器
付属するなら、
- 通電
- 充電ランプ
- 満充電まで動作
- 異常発熱なし
を確認します。
カメラだけ完動でも充電環境がなければ実用できません。
日付保持
バッテリーを抜いて再装着。
日付設定が極端に保持できない場合、内部時計用バックアップ電源の劣化が考えられます。
撮影そのものには致命的ではありませんが、中古状態の判断材料になります。
動画撮影
MOVIEへ変更。
640×480動画を撮影。
再生。
音声。
Memory Stickへの保存。
まで確認します。
「HD動画が撮れない」は故障ではない
もう一度重要なので書きます。
DSC-W220はHD動画対応機ではありません。
640×480 MPEG1が基本です。
1280×720動画を搭載したのは同時期の上位W270。
中古販売説明で混同されることがあります。
スピーカー
撮影動画を再生。
音が出ることを確認します。
マイク
動画撮影。
再生。
音声が正常に録音されていることを確認します。
本体外装
薄型アルミフロントなので、
- 打痕
- 曲がり
- 大きな傷
- 隙間
- レンズ周辺変形
を確認します。
特にレンズ周辺へ大きな打痕があれば沈胴機構への影響を疑います。
三脚穴
必要なら三脚へ取り付け。
ネジ山が潰れていないことを確認します。
水没・湿気跡
バッテリー室。
Memory Stickスロット。
端子。
ネジ。
に白錆・緑青がないか確認。
DSC-W220自体は防水カメラではありません。
当時は専用マリンパックなどが別売りされていました。
中古チェックは「撮ったJPEG」まで見る
デジタルカメラではこれが一番確実です。
外観チェック。
起動。
ズーム。
シャッター。
だけではなく、
実際に撮影。
Memory Stickへ保存。
PCへ取り込む。
100%表示。
まで行います。
そこで、
- CCD異常
- 片ボケ
- AF不良
- 手ブレ補正異常
- 色異常
- 保存エラー
を判断します。
中古で優先したい順番
DSC-W220なら、
①沈胴レンズ
②撮影画像
③CCD
④AF
⑤光学ズーム
⑥バッテリー
⑦液晶
⑧Memory Stick
⑨フラッシュ
⑩外観
くらいで考えるとよいでしょう。
外装がピカピカでも、
レンズが、
ウィーン……ガガガガ……停止。
では意味がありません🤣
DSC-W220が向いている人
このカメラは、
- 2000年代コンデジを楽しみたい
- CCDカメラを使ってみたい
- Sony Cyber-shotが好き
- 小型軽量カメラが欲しい
- スマホとは違う撮影体験を楽しみたい
- 30-120mm相当のズームが欲しい
- カールツァイスブランドのコンデジを使いたい
- オールドデジカメを集めている
人に向いています。
特に「何でもスマホで撮るのに飽きた人」に面白い
DSC-W220が現代スマホへ画質で全面勝利するわけではありません。
むしろ、
暗所。
AF。
動画。
ダイナミックレンジ。
HDR。
高感度。
では現在のスマートフォンが圧倒的に便利です。
それでも、
電源を入れる。
レンズが伸びる。
ズームする。
構図を決める。
シャッターを押す。
Memory Stickへ保存する。
という、
「写真を撮るためだけの小さな機械」
を使う体験があります。
ここが現在オールドコンデジを使う面白さです。
向いていない人
一方、
- 高感度画質を重視
- 4K動画が必要
- RAW撮影が必要
- Wi-Fi転送が必要
- Bluetoothが必要
- SDカードを使いたい
- USB-C充電したい
- マニュアル露出が欲しい
- 大きな背景ボケが欲しい
人には向きません。
あくまで2009年の普及型コンデジです。
DSC-W220とW270の違い
同時期の上位モデルがDSC-W270です。
大きな違いは、
| 項目 | DSC-W220 | DSC-W270 |
|---|---|---|
| 有効画素 | 1210万 | 1210万 |
| センサー | 1/2.3型CCD | 1/2.3型CCD |
| レンズ | Zeiss Vario-Tessar | Zeiss Vario-Tessar |
| 光学ズーム | 4倍 | 5倍 |
| 35mm換算 | 30-120mm | 28-140mm |
| 開放 | F2.8-5.8 | F3.3-5.2 |
| HD動画 | なし | 1280×720 |
| 動画形式 | MPEG1 | MPEG4 |
| 起動 | 約1.8秒 | 約1.6秒 |
| 本体重量 | 約118g | 約135g |
つまり、
広角・ズーム・動画ならW270。
薄さ・軽さ・シンプルさならW220。
という関係が分かりやすいでしょう。
SONY Cyber-shot DSC-W220の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売 | 2009年3月6日 |
| 形式 | コンパクトデジタルカメラ |
| 撮像素子 | 1/2.3型Super HAD CCD |
| 総画素 | 約1240万 |
| 有効画素 | 約1210万 |
| 最大静止画 | 4000×3000 |
| 画像処理 | BIONZ |
| レンズ | Carl Zeiss Vario-Tessar |
| 実焦点距離 | 5.35-21.4mm |
| 35mm換算 | 30-120mm |
| 光学ズーム | 4倍 |
| 開放F値 | F2.8-5.8 |
| 最短 | W約4cm/T約50cm |
| 手ブレ補正 | 光学式 |
| ISO | AUTO・100~3200 |
| シャッター | AUTO 1/4~1/1600秒 |
| Program | 1~1/1600秒 |
| 露出補正 | ±2EV・1/3段 |
| 顔検出 | あり |
| スマイルシャッター | あり |
| シーン認識 | あり |
| 液晶 | 2.7型TFT・約23万ドット |
| ファインダー | なし |
| 動画 | MPEG1・最大640×480約30fps |
| HD動画 | 非対応 |
| 静止画HD出力 | 対応 |
| 記録媒体 | Memory Stick Duo系 |
| 内蔵メモリー | 約15MB |
| USB | Hi-Speed USB 2.0・マルチ端子 |
| バッテリー | NP-BG1 |
| 公称撮影枚数 | 約370枚 |
| 起動 | 約1.8秒 |
| 寸法 | 約95.2×56.5×21.8mm |
| 本体重量 | 約118g |
| 撮影時重量 | 約147g |
| カラー | シルバー・ブラック・ブルー・ピンク |
まとめ
SONY Cyber-shot DSC-W220は、2009年3月6日に発売された薄型コンパクトデジタルカメラです。
主な特徴は、
有効1210万画素。
1/2.3型Super HAD CCD。
BIONZ。
Carl Zeiss Vario-Tessar。
30-120mm相当。
光学4倍ズーム。
F2.8-5.8。
光学式手ブレ補正。
顔検出。
スマイルシャッター。
おまかせシーン認識。
2.7型液晶。
Memory Stick Duo。
NP-BG1。
です。
そして中古購入時には、
「電源が入りました」だけでは完動確認になりません。
電源ON。
沈胴レンズ。
W→T。
T→W。
AF。
4cmマクロ。
遠景。
CCD。
SteadyShot。
フラッシュ。
液晶。
Memory Stick。
内蔵メモリー。
動画。
ボタン。
NP-BG1。
そしてPCでJPEG確認。
ここまで見る。
特に沈胴レンズ。
ソニーのサポート情報でも、レンズ機構へ強い力が加わった場合や異物・機構異常などによって電源再投入を促すエラーが出ることがあります。
中古なら、
「電源を入れ直したら直ったからOK!」
で済ませず、その後も何度もレンズを伸縮させて確認したいところです。
またW220について非常に間違えやすいのが、
28mmではなく30mm。
そして、
HD動画は撮れない。
という2点。
28-140mm・HD動画なのは上位のW270です。
W220は、
30-120mm・VGA MPEG1動画。
ただしHDテレビへの高精細な静止画出力には対応しています。
2009年。
まだ写真を撮るために、
スマホではなく、
「デジカメをポケットへ入れて出かける」
のが当たり前だった時代。
電源を押す。
薄いボディからカールツァイスのレンズが伸びる。
30mmで街を撮る。
120mmまでズームする。
笑顔を見つければスマイルシャッター。
撮った写真はMemory Stick Duoへ。
現在では効率が悪く、不便な部分もあります。
しかしその不便さまで含めて、
SONY Cyber-shot DSC-W220は、1210万画素CCDとカールツァイス4倍ズームを小さなアルミボディへ詰め込んだ、2009年の“デジカメ全盛期”を現在へ残すCyber-shotです。









