コニカミノルタ DiMAGE Xgは、2004年に発売された薄型コンパクトデジタルカメラです。
有効約320万画素のCCDと、35mm判換算37~111mm相当の光学3倍ズームを搭載。
最大の特徴は、電源を入れてもズームしてもレンズが前へ飛び出さない「フラットズーム」です。
一般的なコンパクトデジカメでは、電源を入れると、
ウィーン……
とレンズ鏡筒が前へ伸びます。
しかしDiMAGE Xgではレンズがボディ内部に完全に収まったまま。
光をカメラ内部で90度曲げるという独特な光学系によって、厚さ20mmの薄型ボディと光学3倍ズームを両立しています。
Konica Minolta DiMAGE Xgとは
DiMAGE Xgは2004年2月13日に発表され、同年2月20日に発売されました。
メーカー希望小売価格はオープン価格。
コニカミノルタは発売時に月産5万台を予定しており、DiMAGE Xシリーズの主力薄型モデルとして投入されていました。
主な仕様は次のとおりです。
- 有効画素数:約320万画素
- 撮像素子:1/2.7型インターラインCCD
- 総画素数:約330万画素
- レンズ:光学3倍ズーム
- 実焦点距離:5.7~17.1mm
- 35mm判換算:37~111mm相当
- 開放F値:F2.8~F3.6
- レンズ構成:8群9枚
- シャッター速度:4秒~1/1000秒
- ISO感度:ISO50・100・200・400、AUTO
- 最短撮影距離:15cm
- 液晶モニター:1.6型・約8.5万画素
- 光学ファインダー:あり
- 記録媒体:SDカード/MMC
- 動画:最大320×240・30fps
- 電源:専用リチウムイオン電池NP-200
- サイズ:約85.5×67×20mm
- 重量:約120g
- 起動時間:約0.8秒
2004年のコンパクトデジカメとしては、小ささと起動速度をかなり重視したモデルです。
「N13656」は機種名ではない?
中古市場では、
「Konica Minolta N13656」
「DiMAGE Xg N13656」
といった名称で販売されている場合があります。
しかし、DiMAGE Xgの正式な製品名はあくまで、
Konica Minolta DiMAGE Xg
です。
さらに「N13656」という表示はDiMAGE Xgだけに存在するものではありません。
DiMAGE X50の個体にも「N13656」という表示例があり、DiMAGE Z10が同じ番号で中古販売されている例も確認できます。
つまりN13656を、
「DiMAGE Xg固有の型番」
として扱うのは適切ではありません。
中古品を探すときはN13656ではなく、
「DiMAGE Xg」
をモデル名として確認しましょう。
最大の特徴はレンズが飛び出さない「フラットズーム」
DiMAGE Xシリーズを象徴する機構が、
フラットズーム
です。
普通の薄型コンパクトデジカメに光学ズームを搭載すると、撮影時にレンズを前へ伸ばす必要があります。
しかしDiMAGE Xgでは、カメラ前面から入った光を内部で90度曲げています。
光はそのまま後ろへ進むのではなく、
カメラ前面
↓
90度曲げる
↓
ボディ内部を縦方向へ進む
↓
CCDへ到達
という経路を取ります。
ズーム機構までボディ内部に配置されているため、レンズを伸ばす必要がありません。
コニカミノルタはこの構造を「独自の屈曲光学ユニット」と説明しています。
ズームしても厚さ20mmのまま
この構造によって、DiMAGE Xgは光学3倍ズームを搭載しながら、
厚さ約20mm
を実現しています。
しかも20mmという数字は収納時だけではありません。
撮影中もレンズが伸びないので、
使用時もほぼ同じ薄さ。
一般的な沈胴式コンデジなら、
収納時
→ 薄い
撮影時
→ レンズがニョキッ
となります。
DiMAGE Xgは、
収納時
→ 薄い
撮影時
→ 薄い
ズーム
→ やっぱり薄い
です。
この潔さがXシリーズ最大の魅力です。
窓ガラスにレンズを近づけて撮れる
レンズが前へ飛び出さないことには、単なるデザイン以上のメリットがあります。
コニカミノルタ自身が挙げていた面白い使用例が、
窓越し撮影。
レンズ部分を窓ガラス近くまで寄せても、ズーム操作によって鏡筒が伸びてガラスへぶつかる心配がありません。
電車。
バス。
展望台。
水族館。
そうしたガラス越しの撮影では便利です。
また、撮影時に大きなレンズが被写体へ向かって伸びてこないため、人物やペットを身構えさせにくいというメリットもメーカーは挙げていました。
35mm判換算37~111mmの光学3倍ズーム
レンズは実焦点距離5.7~17.1mm。
35mm判換算では、
37~111mm相当
です。
現在では24mmや28mm相当から始まるコンパクトカメラも一般的なので、37mmスタートはそれほど広角ではありません。
しかし日常撮影なら扱いやすい範囲です。
37mm側なら、
- 街中スナップ
- 人物
- 旅行
- 日常記録
111mm側なら、
- 人物のアップ
- 少し離れた被写体
- 花
- 小物
などへ対応できます。
開放F値はF2.8~F3.6。
望遠端でもF3.6なので、当時の小型3倍ズームとしては比較的明るい仕様です。
レンズ構成は8群9枚
あの薄いボディの中に入っている光学系は、
8群9枚。
さらに両面非球面レンズ2枚を含む、合計5面の非球面を採用しています。
単純にレンズを横向きへ詰め込んだだけではありません。
小さな空間の中で3倍ズームと画質を両立するため、かなり本格的な光学設計が行われています。
外から見ると、
「小さなレンズ窓がひとつあるだけ」
ですが、
中身は結構大変です。
有効320万画素CCD
撮像素子は1/2.7型インターラインCCD。
総画素数約330万画素、有効約320万画素です。
最大記録サイズは、
2048×1536ピクセル。
現在ならスマートフォンの画面上ですら珍しくない解像度ですが、2004年当時は300万画素級が一般消費者向けデジカメの中心的なクラスでした。
コニカミノルタは320万画素について、300dpiなら2L判程度まで高解像度プリントが可能としていました。
CxProcess IIによる画像処理
画像処理にはコニカミノルタ独自の、
CxProcess II
を採用。
これは上位機DiMAGE A2などでも使用されていた画像処理技術です。
メーカーは、人間の記憶色に近い忠実で自然な色再現を狙った処理として説明していました。
現在ではCCDという撮像素子だけに注目されがちですが、デジタルカメラの色はセンサーだけで決まりません。
画像処理エンジン、ホワイトバランス、色作りなども大きく影響します。
DiMAGE Xgで撮影するなら、
「2004年のコニカミノルタが考えたデジタル写真の色」
を楽しむという見方もできます。
世界最速をうたった0.8秒起動
DiMAGE Xgでもうひとつ大きくアピールされたのが、
「ジェットスタート」
です。
電源を入れてから撮影可能になるまで、
約0.8秒。
コニカミノルタは発売時点で、3メガピクセル級・光学3倍ズームデジカメとして世界最速と説明していました。
なぜ速いのか。
ここでも屈曲光学系が効いています。
普通の沈胴レンズ機なら、
電源ON
↓
モーター始動
↓
レンズ鏡筒が伸びる
↓
所定位置で停止
↓
撮影可能
という工程があります。
Xgには、
「レンズを伸ばす」
という工程そのものがありません。
だから速い。
レリーズタイムラグは約0.06秒
ピントが合った状態からシャッターボタンを押し込んで撮影が始まるまでのレリーズタイムラグは約0.06秒。
2000年代初頭のデジカメでは、
「シャッターを押したのに写真が撮れるのが遅い」
という問題がまだ目立つ時代でした。
Xgでは起動だけでなく、撮影レスポンスも重要なセールスポイントになっています。
ズーム全域で15cmまで寄れる
DiMAGE Xgのマクロ性能も少し変わっています。
最短撮影距離は、
15cm。
数字だけなら、それほど驚異的ではありません。
しかしポイントは、
37~111mm相当のズーム全域で15cmまで寄れる
ことです。
一般的なコンデジでは、
広角端なら5cmまで寄れる
↓
ズームすると全然寄れない
というモデルもあります。
Xgでは望遠端111mm相当でも15cmまで近づけます。
そのため小物や花などを、望遠側で背景を整理しながら撮影する使い方もできます。
マクロモードへの切り替えも不要
しかも、
専用マクロモードへ切り替える必要がありません。
通常のAF状態のまま15cmまで対応します。
現在なら珍しくない考え方ですが、2004年当時としては「カメラを取り出してすぐ撮る」というXシリーズの思想に合った仕様です。
電源ON。
0.8秒。
構える。
そのまま近づく。
撮る。
小型カメラとして非常に分かりやすい操作です。
ISO感度は50~400
ISO感度は、
- ISO50
- ISO100
- ISO200
- ISO400
- AUTO
に対応。
AUTO時はISO50~160相当の範囲で自動設定されます。
現在のカメラならISO6400以上も普通ですが、Xgでは最高ISO400。
しかも1/2.7型CCDです。
暗所を高感度で強引に撮影するタイプではありません。
現在あえて使うなら、
晴天下+ISO50~100
のような条件で撮影すると、この時代のCCDコンデジらしい画像を楽しみやすいでしょう。
シャッター速度は4秒~1/1000秒
シャッターはCCD電子シャッターと電子制御メカニカルシャッターを併用。
シャッター速度は、
4秒~1/1000秒。
長時間露光時にはスローシャッターノイズリダクションも搭載されています。
マニュアル露出を積極的に操るカメラではありませんが、夜景モードなどでは4秒のスローシャッターを利用できます。
三脚や固定物を使えば、夜の光景を撮影して遊ぶこともできます。
1.6型液晶モニター
背面モニターは、
1.6型・約8.5万画素。
現在見ると、
「ちっさ!」
となります。
しかしボディ自体が85.5mm幅しかないため、当時としては全体のバランスを考えたサイズでした。
液晶の視野率は約100%。
さらに暗い場所では液晶表示を自動的に明るくする機能も備えています。
そして光学ファインダーまである
現在の薄型コンデジでは珍しく、
実像式光学ズームファインダー
も搭載しています。
85.5×67×20mmという小さなボディなのに、
- 3倍ズーム
- CCD
- 液晶
- フラッシュ
- バッテリー
- SDカード
- 光学ファインダー
を全部詰め込んでいます。
屈曲光学系で空いた空間をかなり上手く使っていることが分かります。
動画は最大320×240
動画記録にも対応。
最大解像度は、
320×240ピクセル。
フレームレートは15fpsまたは30fps。
音声付きMotion JPEG形式で記録します。
現在では完全に低解像度ですが、2004年なら写真用コンデジで動画まで撮影できること自体が便利な機能でした。
しかもメモリーカード容量いっぱいまで録画できる「ロングムービー」に対応しています。
「ナイトムービー」まである
さらに暗所用の、
ナイトムービー
も搭載。
現在のスマートフォンのナイトモードとは全く別物ですが、通常では暗くなりすぎる環境でも動画撮影できるよう感度などを調整する機能でした。
2004年のコンデジで、
「夜でも動画を撮ろうぜ!」
とやっていたわけです。
カメラ内で動画編集もできる
DiMAGE Xgは撮るだけではありません。
撮影済み動画から、
- 一部分だけ切り出す
- 1コマを静止画として保存する
といった編集までカメラ内で行えます。
静止画のトリミングにも対応しています。
現在ならスマートフォンで数秒の操作ですが、当時は、
「パソコンへ持っていかなくてもカメラで編集できる」
ことが特徴になりました。
9コマを1枚へまとめるマルチフレームショット
さらに謎に楽しいのが、
マルチフレームショット。
シャッターを1回押すと9枚を連続撮影し、それらを1枚の画像の中へ並べて記録します。
人物の表情。
動くペット。
スポーツ。
などを9コマの連続写真として1枚にできます。
現在ならスマホアプリで簡単に作れそうですが、
「カメラ単体でやっちゃえ」
という2000年代デジカメらしい機能です。
画像合成まで搭載
さらにDiMAGE Xgには、
画像合成機能
もあります。
撮影済み画像の一部へ、別の画像を位置・形・サイズを指定して重ね合わせます。
メーカーはオリジナルカードや名刺などへの利用を想定していました。
つまりXgは、
撮影
↓
動画
↓
音声録音
↓
画像編集
↓
画像合成
までやろうとしています。
2004年のデジカメ、
意外と欲張りです。
ボイスレコーダーとして最長180分
写真だけではありません。
音声録音機能もかなり充実しています。
- ボイスメモ:最大15秒
- アフレコ:最大15秒
- ボイスレコード:最大約180分
に対応します。
128MB以上のカードが必要ですが、打ち合わせの記録などにも利用できる機能として紹介されていました。
つまりカメラなのに、
ICレコーダーにもなる。
スマートフォンが普及する以前、携帯電子機器がそれぞれ別々の役割を持っていた時代ならではの機能です。
PCカメラとしても使用可能
さらにUSB接続によって、
PCカメラ
としても利用できました。
メーカー資料ではMicrosoft NetMeetingなどを利用したTV電話用途も紹介されています。
Webカメラまで兼任します。
DiMAGE Xg、
写真だけ撮って帰る気がありません。
記録媒体はSDカード
記録媒体は、
- SDメモリーカード
- MultiMediaCard(MMC)
に対応します。
標準で16MBのSDカードが付属していました。
ここは現在使う場合にも比較的ありがたい部分です。
Memory StickやxD-Picture Cardなどの独自性が強いメディアではなく、SD系だからです。
ただし2004年のカメラなので、現在の大容量SDXCカードなどへの対応を前提としてはいません。
実際に使うなら古い小容量SDカードを用意するほうが安全でしょう。
バッテリーはNP-200
電源には専用リチウムイオンバッテリー、
NP-200
を使用します。
充電器はBC-700。
新品時のCIPA基準撮影可能枚数は約220枚でした。
現在中古で使う場合、最大の問題のひとつがこのバッテリーです。
20年以上前の純正NP-200が付属していても、
バッテリーも20歳。
新品当時の容量が残っているとは考えないほうがよいでしょう。
中古で確認したいポイント
DiMAGE Xgは2004年発売の電子機器です。
中古購入時は、
- 電源が入るか
- CCDに異常がないか
- ズームが正常に動くか
- AFが動作するか
- 液晶モニター
- 光学ファインダー
- フラッシュ
- SDカード認識
- 操作ボタン
- モードダイヤル
- USB端子
- バッテリー
- 充電器
などを確認しましょう。
レンズが「出るか」は確認しなくていい
普通の中古コンデジでは、
「電源を入れてレンズ鏡筒が正常に繰り出すか」
が重要なチェックポイントです。
しかしDiMAGE Xgでは――。
出ません。
正常です。
これがフラットズームです。
むしろ、
「レンズが出てこないから故障している!」
と判断しないよう注意してください。
レンズは最初から最後までボディ内部にいます。
ただしインナーズーム機構は確認したい
外からレンズが動いて見えないからといって、可動部が存在しないわけではありません。
内部ではズームレンズ群が移動しています。
そのため、
- ズーム操作に反応するか
- 広角から望遠まで画角が変わるか
- 異音がないか
- AFが正常に合うか
は確認しましょう。
外装だけ見て機械的に正常か判断しにくいところが、屈曲光学式コンデジの特徴です。
CCDの異常も実写で確認する
白い壁や空などを撮影し、
- 不自然な線
- 極端な色ムラ
- 紫や緑への変色
- 大量の固定ノイズ
などがないか確認します。
フィルムカメラならフィルムを交換できますが、デジカメではCCDが故障すると撮影画像そのものへ影響します。
20年以上前のデジカメでは、実写確認が特に重要です。
液晶が小さいので実写データを見る
1.6型・8.5万画素の液晶では、細かな異常やピントを正確に判断しにくい場合があります。
中古チェックでは背面液晶だけを見て、
「きれいに撮れてる!」
と判断せず、
SDカードの画像をパソコンへ移して確認する
のがおすすめです。
2048×1536の元画像を見れば、CCDやAFの状態をより正確に判断できます。
ボディ外装はアルミ合金
DiMAGE Xgは薄型普及コンデジですが、外装にはアルミ合金を採用しています。
ボディカラーは、
- シャンパンシルバー
- マリンブルー
- スイートレッド
の3種類。
縦吊りを意識したデザインで、細長いボディを首からぶら下げるアクセサリーも用意されていました。
2000年代初頭は、
「デジカメを家電ではなくファッションアイテムとして持ち歩く」
方向へ急速に進んでいた時代です。
Xgはその代表的な一台です。
専用防水ケースまであった
別売アクセサリーとして、
MC-DG300
という専用マリンケースも用意されました。
耐圧水深は30m。
発売当時、コニカミノルタは30m対応の光学3倍ズームデジカメ用防水ケースとして世界最小・最薄をうたっていました。
カメラそのものは防水ではありませんが、専用ケースを使えばダイビング撮影まで可能。
薄型日常コンデジなのに、意外とシステム展開が充実しています。
DiMAGE Xシリーズらしさが詰まった一台
DiMAGE Xシリーズ最大の特徴は、
「光学ズーム付きデジカメを薄くするために、レンズを伸ばさない」
という発想です。
普通なら、
レンズを小さくする。
鏡筒を薄くする。
という方向へ考えます。
ミノルタは、
「そもそも光をまっすぐ後ろへ送らなければいい」
と考えました。
光を90度曲げて、レンズをボディ内で縦に配置する。
なかなか大胆です。
後の薄型コンデジにもつながる屈曲光学系
こうした屈曲光学系は、その後さまざまなメーカーの薄型コンデジや防水デジカメでも採用されるようになります。
レンズを飛び出させる必要がないため、
- 薄型化
- 防水構造
- 高速起動
- 耐衝撃設計
などと相性がよいからです。
DiMAGE Xシリーズは、そうした「レンズの飛び出さないデジカメ」を早い時期から積極的に展開したシリーズでした。
2004年という時代も面白い
DiMAGE Xgが登場した2004年は、
コニカとミノルタが経営統合して間もない時期です。
製品名も、
Konica Minolta
のダブルネーム。
一方、搭載されている屈曲光学系はミノルタDiMAGE Xシリーズから受け継がれた技術です。
つまり外装には新しい「KONICA MINOLTA」の名前が入りながら、中にはミノルタ時代に育てられた技術が入っています。
カメラ会社の歴史という意味でも、ちょうど過渡期に登場した一台です。
現代でDiMAGE Xgを使う意味
現在のスマートフォンと性能を比べれば、当然ながら勝負になりません。
320万画素。
ISO400まで。
動画320×240。
液晶1.6型。
Wi-Fiなし。
Bluetoothなし。
しかし現代では、その古さ自体が面白さになります。
ポケットから小さなアルミボディを取り出す。
電源を入れる。
0.8秒。
レンズは出ない。
37mm相当で構える。
CCDで撮る。
SDカードへ保存する。
これだけで、現在のスマートフォンとは全く違う撮影体験になります。
まとめ
Konica Minolta DiMAGE Xgは、2004年2月に発売された有効320万画素の薄型コンパクトデジタルカメラです。
最大の特徴は、光を内部で90度曲げる独自の屈曲光学ユニット。
これによって、
37~111mm相当の光学3倍ズームを搭載しながら、ズームしてもレンズが飛び出さない厚さ20mmのボディ
を実現しました。
さらに、
- 有効320万画素CCD
- 37~111mm相当F2.8~3.6
- 0.8秒ジェットスタート
- 0.06秒レリーズタイムラグ
- 全ズーム域15cmマクロ
- 光学ファインダー
- SDカード対応
- 30fps動画
- ナイトムービー
- カメラ内動画編集
- 音声録音
- PCカメラ
- PictBridge
など、小さなボディに驚くほど多くの機能を詰め込んでいました。
また中古市場で見かける「N13656」という表示はDiMAGE Xg固有のモデル名ではなく、別のコニカミノルタ製デジカメにも同じ番号の表示例があります。
機種を特定するときは、
N13656ではなく「DiMAGE Xg」
を確認するのが重要です。
現在なら、このカメラの320万画素という数字に驚く人はいません。
しかし、
「ズームレンズが邪魔なら、光を90度曲げてカメラの中へ入れてしまえばいい。」
その発想は今見ても面白い。
Konica Minolta DiMAGE Xgは、スマートフォン以前のメーカー各社が「どうすればデジカメをもっと小さく、もっと速く、もっと持ち歩きやすくできるか」を競っていた時代を象徴する一台です。









